| さて、飛ばす前の基礎知識も必要ですから、ラジコンの燃料についてもう少し踏込んで解説しましょう。 |
ラジコン燃料って、ホンモノの車や飛行機と違い主成分がアルコールなんです。専門的には「グロー燃料」といいます。
一方、ラジコンエンジンもまた、ホンモノの自動車のガソリンエンジンとは違うんです。プラグが「スパーク・プラグ」じゃなくて、白金(宝石に使われる、あのプラチナです)の小さなコイルを使って点火する方式なんですね。そして、これを「グロー方式エンジン」っていうんです。だから、燃料の名称も「グロー燃料」ってワケ。 |

ラジコンエンジンのいろいろ。グローエンジンともいいます。同じ23ccの排気量でもこれだけ大きさが違います。 |
話を戻します。ところで、なぜラジコン燃料にアルコ−ルを使うのかご存知? その答えは、「取り扱いやすさ」、「安全性」、「ラジコンエンジンの構造」などの諸条件を満たしているから。そして、そのラジコン燃料はメチル・アルコール(略して、メタノールともいう)とオイル(潤滑剤)、パワーを上げるための「ニトロメタン」の混合物でできているんです。
アルコールっていっても“飲む”アルコールじゃありません。飲むのは“エチル・アルコール”(エタノール)です。飲むとエッチになるアルコールですね(笑)
やねうらべやから:たしかに。
ラジコン燃料の主成分は、飲むと“目散る“アルコール、すなわち、“メチル・アルコール”です。戦争中や戦後の酒不足のときにこれを飲みすぎて、目がつぶれた人もいたそうですね。どうやら、視神経が侵されるとのこと。
だから、安全性が高いっていっても、充分な注意が必要になります。
なぜ、“エチル・アルコール”にしないかっていうと、イモやお米やとうもろこしなどの穀物から手間をかけて作られるので、どうしてもコスト高になるから。
おまけに、飲むアルコールには税金(酒税)がかかるんですね。
これは空を飛ぶラジコン飛行機にゃ、まったくのムダであります。(工業用として石油化学から造られるものもありますが、やはりメチル・アルコールに比べ値段は高くなるようです。)
ま、ラジコン燃料がウオッカでもおかしくはないけど・・・。もったいないか。一方の“メチル・アルコール”は、天然ガスからつくられ、採れる量も多いので安価なんです。 |