第7回 Yuriko、コース走行を極める!の巻    

調整はカンペキ、エンジンも快調! 今回は、Yurikoのウデの見せどころなんだけど、うまく走らせられるかどうかについては、まだ自信ないなぁ。とりあえず、基本事項を踏まえつつ、楽しくいきましょ、楽しくね!



ニードル調整再び?

今日も絶好のRC日和! というわけで、早速“かるくん”(カルソニック スカイラインGTR)を走らせようと思ったら、ま~た調整だって。でも、調整ってそれくらい重要なんだよね。

その通り。では、さっそくエンジンをかけて本体を暖めてくれ。Yurikoはもう、一人でできると思うけど、ニードルは燃料や気温、湿度などによって、再度微調整が必要になる場合が結構あるから注意しよう。GPカーを走らせる時は、こうした最初の点検作業を忘れてはいけないんだよ。

 はーい。すべてOKです! では最初はゆっくりと走行させますね。大丈夫、問題ありません。加速減速もOKみたいなのでコースに入ろうかな。

前回も言ったけど、コースでは他のGPカーにも十分気を配ってほしい。そこで、ちょっとこの前の補足をしておく。

例えば、途中で何かアクシデントがあって、コースの途中で自分のGPカーが止まってしまった時は、サーキットによっては、走行中のコース入場に制限があるので注意してほしい。このような制限は、自分のGPカーを守るだけではなく、他のGPカーの走行に妨害を与えないという意味があるんだ。

うまく走行するための微調整って!?

 ところで、前回は慣らし運転だったこともあってか、“かるくん”の走行スピードが途中で変わっちゃったり、まっすぐに走らずに困ったよね。今のところ順調みたいだけど、今回は大丈夫かなぁ?

コースに出て実際に走り出すと、今まで気がつかなかった「走行に関する現象」が現れるもの。ある程度はしかたのない部分もあるが、送信機のトリムの調整は周回の最初にやっておこう。

この前、送信機のアクセルから手を放したときに、ブレーキーもアクセルも効いていないように調整したよね(第4回参照)。走行中にもしそれがズレてしまったら、トリムで微調整できるんだよ。

 送信機のトリム調整って、組み立ての時に10回は見たもんね(笑)。今のところ、“かるくん”のトリム調整は、ほぼ0(ゼロ)でいいみたい。

GPカーをベストな状態で走らせるため、タイヤに関する2つの角度を調整しよう。

RCマメ知識

■トー角

車を真上から見て、前輪あるいは後輪の、シャシーの中心線に対する角度のこと。GPカーの直線走行性に影響する。トーインが強いと、直線走行性が強くなるので、直線が多いコースでは、トーインを強くしておくといい。逆にトーアウトにすると、直線走行性は悪くなるが、送信機のコントロールに素直に反応するようになる。曲線が多いコースでは、トーアウトにしておくと操縦が楽になるのだ。

※トーイン:左右のタイヤが進行方向に向かって狭くなっている状態
※トーアウト:左右のタイヤが進行方向に向かって広くなっている状態

■キャンバー角

車を正面から見た場合に、路面からの垂直線とタイヤの中心線 がなす角度のこと。たまに公道で、タイヤをハの字にしている実車を見かけるが、それをネガティブキャンバーといい、コーナーリング性能に影響が出る。ちなみに、ポジティブキャンバー(逆ハの字)にすると、コーナーのときにタイヤがすべり、ドリフト走行が楽しめるようになるのだ。

 調整はうまくできたはずなんだけど、肝心のコースは、なかなかうまく走れないなあ。スロットルの部分はそんなに問題ないんだけど、左右にカーブするときにちょっと不安定になっちゃうのよね。これはやっぱり練習かな?

そう、うまくなるには何回も何回も練習することに尽きる。それと、カーブなどの走行の練習には、パイロンによる8の字走行がいいぞ。というのも、キレイに8の字走行するのって、一見カンタンそうなのだが、かなりの高等技術が必要なんだ。

パイロンはあくまでも目標だ。最初は2m間隔で5~6本のパイロンを目安にしてゆっくりと走行させてみるといいだろう。上達してきたら、速度を上げたり、間隔を狭めたり、パイロンの数を増やしたりしてトライしてみるといいぞ。前に取り上げているので、詳しくはEPカー編の第3回をチェックしてみてくれ。

給油にもポイントがあったんだ!

 残念~。実は、杉本さんのマシンがトラぶって、今日は走行できなくなっちゃった。あれほど調整が大事って、私に言ってたのに、自分が調整不良だったみたい(笑)。みんなも、せっかくサーキットに来て「眺めているだけ」にならないよう気を付けようね。あれ、Yurikoの“かるくん”も止まっちゃった…どうも燃料がなくなったらしい。

 

コース走行ってホント楽しいもんだ。だから、あっという間に燃料がなくなっちゃうんだよな。で、早速給油なんだけど、今回からは、Yurikoが自分で入れてくれたまえ。そうそう、燃料の消費はセッティングによって変わるんだ。

ベストの状態より燃料を濃くすると、そのまま排気されるので燃費が悪くなるし、逆に燃料が薄いようだとエンストや焼付けを起こす恐れがあるぞ。そこで、一度濃い目のセッティングをしてから、最適なポイントを探すようにすると良いだろう。

RCマメ知識

走行直後の燃料補給は、エンジンが熱いので注意が必要だ。引火の危険性や、暴走による燃料撒きなどがあるといけないので、エンジンは必ず停止させること。燃料が燃料パイプに残っていれば、チョークは不要だ。

 最初に購入した燃料は、あっと言う間になくなっちゃった。Yurikoの場合は、杉本さんとか店長に薦められて「COSMO RC FUELフィールドマスター」を買ったんだっけ。そういえば、COSMO RC FUELって他のブランドもあったよね? その違いって?

知っとく!燃料情報

RCの燃料は、用途や使用する人のスキルに合わせて、数多く発売されている。そして、初心者用、中級者用、上級者用といった各クラスによって、混合されている物質が少しずつ変わっているんだ。

というわけで、Yurikoは今の所、「COSMO RC FUELフィールドマスター」でいいと思うよ。もうちょっと上達してきたら、「COSMO RC FUELスピードスター」などを試してみよう。その頃になると、燃料の選び方1つで走行に影響することが分かるはずだ。

もっと詳しく知りたい方はこちら

後片付けまでキッチリやろうね!

 ほんと、今日はおもしろかったな~。ちょっとスピードを上げると、思うようにいかないこともあったけど、周回するごとに手ごたえをつかめたような気がする。それに、とくに大きなトラブルもなく、結構イイ感じで終了! じゃあ、疲れたのでさっさと帰ろう!

おいおい。GPカーは今回で終わりではないぞ。次回も安全に走行するために、ちゃんと片づけなければいかん。でもまずは、「本体が、触ってもヤケドをしないくらい冷えるまで、しまわないようにする」ことを覚えておこう。

エンジンの周りは非常に高温になっているので、紙など燃えやすいものが近くにあると焦げたり、燃えたりする可能性もあるので注意しよう。

[冷えてから触ろう!]

知っとく!燃料情報

潤滑のために使われているオイル(潤滑剤)も可燃物なので、GPカーをしまうときは飛び散ったオイルもキレイにふきとってほしい。

また、燃料がこぼれると危ないので、残った燃料は抜いて処分する。ちなみに燃料はナマ物なので、長期間保存はできないぞ。それに、もしGPカーから燃料がこぼれて引火したら大変なことになるよね? だから、燃料の後始末は安全のためにも重要なのだ。

 了解~! だけど、ちょっと…イヤかなり“かるくん”の外観が変わっちゃったみたい…仕方ないけどね。

そうだね。GPカーはその性質上、上手い人でもコースの縁石なんかにぶつけることは珍しくない。だから、サーキットを離れる前に、破損して無くなった部品がないかどうかもきちんと確認してほしい。コース上に落としたまま帰ってしまうのは、マナー違反だ。取れて無くなりやすい部品は、最初から装着しないのも1つの方法だよ。

それに、マシンはエアブローで吹いて、路面から拾った砂やほこりなどを吹き飛ばしたり、ボディに付着したオイルを取りのぞいておこう。その後、専用クリーナーなどで簡単なお手入れをしておかないとね。

 なるほど。なんか小学生の頃、先生に「家に帰るまでが遠足だ」と言われたことを思い出すなぁ。さて、ちゃんと片づけも終わったし、次の走行が楽しみ!楽しみ!

RCマメ知識

GPカーのスケールモデルはいろいろあるが、今回使用したものは1/10だ。1/10の世界では、長さ3mmのネジが、実写スケールの3cmもの大きさに相当する。一般車道に3cmのネジがポロポロ落ちていたら、実車でも危険だよね。ゆえに、どんなに小さい部品でも放置してはいけないってことなのだ。

 だんだん一人立ちできていくような気がしてうれしい! (ドラテクは、まだまだなんだけどね)。さて次回は、走りをもっと楽しむために、ちょっとしたチューンナップのコツや調整方法なんかを取り上げてみたいと思いま~す。じゃね。