
「塗装」って見た目だけじゃなかったのね!?
RCの箱からボディを取り出し、ブルーの塗装缶などを揃えて準備OK。「塗装1つでRCカーの質が決まる!」だなんて編集部の方からプレッシャーを受けたけど、同じ塗るならカッコイイほうがいいもんね。よーし、頑張るぞ! |
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ちょっと待った。動きやすい格好という意味ではOKなんだけど、もう少し汚れてもいい格好のほうがいいぞ。今日は特別にコスモマーク入りのエプロン(非売品)を用意したから、これに着替えてくれたまえ。
は~い。じゃあ、こんなカンジでいいのかな。 あと、「塗装」って確か、この透明のプラスチックみたいな部品の内側からスプレーするんだったよね? でも、なんで? |
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よく覚えてたね。まず素材の話をすると、ボディはポリカーボネイトといって、RCがぶつかっても壊れにくいプラスチック素材なのだ。
そして、Yurikoが言うように、RCの場合は内側から塗装する。そうすると、塗装後に磨く手間もなくなるし、他のマシンとぶつかっても塗装がはがれずピカピカのまま、というわけだ。
ふーん。内側から塗ると、そんなにイイことがあったんだっけ。だったら、サーキットで壁にいくらぶつけても安心だね(?) よーし、さっそく塗装を始めよっと。
ぶつけていい、とは言ってないぞ。それに、まずは必要な部分の切り抜きから。 車体の下など直線部分は普通のカッターでもいいけど、実はRCのボディには、プラモデルと同じで曲線や切りにくい場所がたくさんあるのだ。 |
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ほんとだ。曲線だらけのところや、ふくらんでるところは切りづらいね。EPカー編のときはかなり手伝ってもらってたからなぁ。なんか、いい方法はないの?
例えばタイヤハウス(タイヤを収納するとこね)などは、成形のために不要な部分がくっついていることが多い。その部分には、普通は曲線バサミという小型のハサミを使うといいぞ。それに、後で使うんだけど、マスキングテープも用意しておこう。ボディカットや塗装に使う工具には、今まで使ってきた定規やカッター、ニッパーなども必要だ。

曲線バサミかぁ…ん? もう、もっと早く教えてよ。じゃあ、カッターの使い方なんかも、なんかプロのテクニックとかあるんじゃないの?
ごめん。最初は少し苦労した方がいいと思って。カッターナイフに関して言うと、1台のボディを切り取るには、刃をケチらず1本使うくらいでいい。切れない刃物ほど、手を切るものだから気を付けよう。 それに、1回ですべてを切るのではなく、何回かスジをつけていく感じで切るときれいに切れるぞ。 |
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寒い季節は人もRCもボディをあたためよう!
あれ? なんだかとっても切りにくいみたい。EPカー編のときはこんなことなかったのに。ひょっとして、腕がにぶっちゃったかな。
冒頭で説明したけど、ボディはポリカーボネイト。要するにプラスチックなので、低い気温で作業するとキレイにカットできなくなるのだ。 実は、ここでちょっとだけ温めるというのがポイント! お湯をかけて、あらかじめ20℃くらいまで温めておくとカットしやすいぞ。10℃以下の所でボディを切ろうとすると、残すべき箇所がポキッと割れてしまうこともあるぞ。 |
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そっか、今日は春先なのにちょっと寒いもんね。でも、言われた通りにちょっと温めただけで、ぐんと切りやすくなったみたい。また、手先がかじかんじゃうと作業しづらいから、自分のからだも暖めておこうね。
「事前に温めることでボディをカットしやすくする」ってなことは、RCをやってきた人のノウハウで、説明書にはそんなに詳しく書かれていない。1台つくるごとに1つ覚えるとして、10台作れば10個のノウハウが身に付く。“経験こそ力”ってことだ。
説明書には、「創意工夫する楽しさ」を尊重して最低限のことしか書いてないことが多いみたい。だから、仲間に聞いたり、雑誌を読んだり、この「Yurikoのラジコン体験記」を見たりすることが重要ってわけね!? それはともかく、カットは終了!
ボディを洗っていよいよ塗装開始!
ようやく塗装作業に入れるみたいね。それじゃあ、塗装する前に気を付けておくことってあるの?
天候が大切だ。雨の日は論外だけど、風もないほうがいい。それと、スプレーって吹いてから5分もすると、もう触っても手につかないくらい即乾性なので、直射日光の下で吹くと吹いた所から乾燥しちゃってムラになる。だから日陰での作業も鉄則だ。
塗装場所も庭先に決まったし、ボディを中性洗剤で洗浄して、カットくずを取り除く作業も完了。ひょっとして、また温めたりするの? |
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ピンポ~ン♪ Yurikoもわかってきたね。実はボディが冷えていると塗装のノリも悪いのだ。ま、女性の化粧といっしょだな。そうそう、吹きはじめると気がつくけど、意外に大きなホコリは多いので注意。こんなのがボディにつくと大変だ。
また、組み立て上、ボディには色を塗っちゃダメな部分があるので、マスキングテープを貼って色が付かないようにしておこう。
私の“かるくん”の場合は、発色のいいブルーがメインだけど、もし複数の色を塗り分ける時は結構たいへんそうだよね。色を塗る順番とかに決まりはあるの?
そうだね。2色や3色で塗る場合は、濃い色、淡い色の順に吹き付けること。これはアニメのセル画と一緒で、濃い色は透けないけど、淡い色は透けちゃうのだ。 それと、スプレーは最初の色を塗ってから2時間は空けるように。スプレーは中に溶剤が入っていて、その溶剤が揮発して塗料だけが残る仕組み。だから、生乾きのときに次の色を吹くと、後の色の溶剤が先の色を溶かしてしまう。1日空けると完ペキだ! |
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さっき、ボディは裏側から塗装するって言ったけど、別に表側を塗ってもいい。例えばボンネットの部分にわざとキズをつけて、そこにフデなどで塗装をすると、いかにも使い込んだようなシブ~い感じが出せるぞ。
とっておきのテクをもう一つ。ボディそのものを、目の粗いヤスリで削ってからクリアスプレーを掛けてみよう。実車のようなリアル感がぐーんと出てくるぞ。
また専用塗料は、小さい缶に入っていて1本で1台分しか塗れない。そこで、予備と透過防止のための下吹き用として、白や黄色といったものを用意するといい。
へー、「塗装」って結構奥が深いんだね。じゃあ、まずはボディをそのへんに置いて、スプレーをシューッっと…あれ? ボディが動いちゃって上手く塗れない。そうか、確か仮止めしないといけなかったんだよね? |
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その通り。ボディは非常に軽いから、適当に置いてシューッとやると、スプレーの圧力でボディが動いてしまうんだ。その場合、セロハンテープなどで仮止めをしてからスプレーするといい。 また、スプレーを下向きのまま使っていると、途中で塗料が出なくなるぞ。 |
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あと、寒い日はスプレーの缶も、20~30℃くらいに温めておこう。温度は上げすぎても、下げすぎてもダメ。 それと缶には、「良く振ってお使いください」って書いてあるけど、意外に知らない人は多いみたい。缶は温めて振る、これだ。 |
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塗装のデキを決める「乾燥」と仕上げ作業
塗装のときも気をつけてたけど、乾燥させているときもホコリなんてついちゃったらカッコ悪い。ところで、最初の色を塗った後、どれくらいで次の作業に進めばいいの? |
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完全に乾燥したかどうかを見た目で判断するのは難しい。実は、乾燥度を見る業務用の機械なんてものがあるんだけど、普通は利用できないと思うので、乾燥のめやすを表にしてみた。
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もちろん、乾燥時間は温度によって変わる。これからはだんだん暖かくなってくるので、気温20℃くらい湿度70%くらいの日を基準にしたので参考に。ちなみに、夏の炎天下で作業をすると、吹いた瞬間にもう手に付かない。これは、溶剤が高温で急速に蒸発したってコト。やっぱり、きれいに仕上がらないので注意しよう。 とりあえず手につかない→15分後 |
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ボディも乾ききったので、ステッカーを貼って総仕上げといきますか。だけど、ステッカー貼りって、単純そうに見えて結構あなどれないよね。実際にやってみると、なかなか上手く貼れないんだから。 |
そう、ステッカーを貼るにもひと工夫必要だ。カットには、文房具屋さんでも売ってるデザインカッターを使うといいぞ。力の掛け具合が調節できるので、ステッカーの部分だけを上手く切り抜くことが可能だ。 |
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コツは、カッターの刃を動かして切るのではなく、ステッカーのほうを動かしながら切ること。その方が切り口がきれいになるぞ。また、ステッカーの必要な部分だけを切り抜いて貼ってみるのも試す価値大だ。 ちなみに、今回使用しているコスモのオリジナルステッカーは、当ホームページの「COSMO RC FUEL情報」内で購入できるぞ。 |
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ステッカーの接着剤には、元々貼り直しができる性質がある。でも実際にはがすと、ステッカーが伸びてしまって、再び貼り付けられない。
そこで、ステッカーを貼る前にもう一回中性洗剤を使う。中性洗剤1:水2~3くらいの割合で薄めて、これをボディに塗っておくのだ。すると、塗装面がヌルヌルになり、ステッカーの接着剤が強く固定されないというわけ。
あとは、ステッカーを必要な位置に固定して1日置けばOK! 車のウィンドウフィルムを貼るのと同じ要領だ。ちなみに車の場合もシールなので、寒い環境では固くなって貼りにくいぞ。こちらは30~40℃に温めると柔らかくなるので、試してみよう。
さて、ようやく塗装も完成! どう? きれいなRCになったでしょ、わたしの“かるくん”。でもYurikoは走らせるのがイマイチなのよねー。よーし、次の日曜にでもサーキットで走らせてみようかな。 |
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