
電装ってなに?
「電装」って、繊細な作業をしなくちゃいけないイメージがあって、何だかたいへんそうなんだけど、要するにGPカーの電気まわりってことだよね?
「電装」とはそもそも、ラジオコントロールをするところ、つまり無線でコントロールする部分だ。GPカーといっても、何がなんでもエンジンで動くのではない。電波を受信する部分や、エンジンの回転数を調整する「スロットルコントロール」の部分は電気で動くってわけだ。雑誌では「メカ積み」って呼んでるけど、ここでは電気を使う部分ということで「電装」って呼ぶことにする。
RCの場合の「電装」とは、電装品の装着や調整するまでの作業を言うんだ。もちろんそんなに難しく考える必要はないぞ。今まで作ったように順番に組み立てればいいだけだ。まずは、工具をそろえ、ボディの組み立てと同じように適当な箱に入れて、部品どうしが混ざらないようにするといい。

「電装」をはじめる前に、ここまで組み立てた部分をチェックしよう。後で不具合がわかるとまた分解することになるぞ。
そっか、ちょっと難しく考えすぎちゃってたかな。んじゃ、とりあえずエンジンなんだけど、ここってRCで最も大切な場所の1つだよね。何か気をつけておくことってあるの?
普通、エンジンはシャシーに直接取り付けられることになっていて、専用部品なので調整もほとんど必要ない。極端な話、組み立てっぱなしでもOKだ。でも気になる人は、ギアの噛み合わせを一応チェックしておこう。
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駆動系では、シャシー前後にあるデファレンシャルギアやセンターデフをチェックしよう。チェックの方法は簡単で、各ギアやドライブシャフトがスムーズに回転すればOK。回転部分には忘れずにオイルを注しておこう。 |
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シャフトドライブの場合は、デフケースの左右の向きがあるので注意! 説明書でよく確認しておこう。
サーボ取り付けは慎重に!
続いてサーボの取り付けってことだけど、サーボってエンジンやステアリングに、「電気の信号を動きに変えて伝える」ところでしょ? とってもデリケートなカンジがするけど、私でもできるのかな。
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なんだかいつになく弱気だな(笑)。Yurikoも何となくわかっているようだけど、エンジンとサーボは、それ自体が動く部品だ。 しかも、サーボによってエンジンのスロットル部分が引っ張られるから、取り付けは慎重にやろう。取り付け方が悪くて、暴走なんてことにもなりかねないぞ! |
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サーボは、スピードを調節するのに深~く関わっている部分。そして、そのサーボからエンジンにつながる棒が、「リンケージ」という部品で、この部分の調整が重要なのだ。
サーボによるスピード調節の仕組み
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(1)サーボが動く (2)リンケージも動いて、キャブレタ―が開く(引っ張られる) (3)キャブレターの開度が増加したことでエンジンの回転が上がる ま、自動車で言えばアクセルを踏んだのと同じ状態だね。ちなみにキャブレターとは、液状の燃料を空気と混ぜて霧状にし、シリンダーに送る装置のことだ。念のため。 |
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なるほど。なんとなくわかったけど、このへんは一度やってみないとね。ところで、そのサーボはどのように固定すればいいの?
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サーボをネジで固定しようとすると、サーボを取り付ける範囲は、多少の調整ができることに気づくはずだ。これは、メーカーによってサーボに多少の違いがあるため。サーボ本体は、キット付属のネジを使って、説明書通りに取り付けるだけでOK! 取り付けたら、サーボのニュートラルを出した後で、リンケージがうまく作動するかどうか確認しておこう。 さて次は、サーボから出る“棒”=リンケージの取り付けだ。 最終的には、遊び(余裕のことね)の調整やブレーキの利き具合の調整が必要だが、この段階では仮止めして、スムーズに動くかどうかを確認しよう。スムーズに作動する位置が決まったら、しっかり固定しよう。また、この調整は実際に走らせるとき、再度調整することも可能だ。 |
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固定したサーボの配線は、駆動部に巻き込まれたり、地面にすったりしないように、タイラップなどできれいにまとめておくといいぞ。 |
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ステアリングやタイヤだって超大切!
さて…次は運転中の左折・右折などに関係するステアリング。実は前回、外れないように、シャシーにネジをキツめに締め込んだら、ほんのちょっとゆがんじゃったみたい!? でも、このくらい平気だよね?
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ダメダメ! そのままだとまっすぐ走らないよ。前回も要チェックって言ったけど、左右のサスアームを比較し、目で見えるゆがみを発見したら、それはもう即アウト! 取り付け部やロッドの長さを確認しよう。 ステアリングの部分は左右対称が絶対条件だ。 |
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ステアリングには、ネジを一度に締め込むのではなく、1本ずつ軽くしめていき、ゆがみが出ないようにするのがコツだ。もし、組み立ててから走行に問題がでちゃった時は、この締め付けをやり直すとピッタリ直ることも多いんだよ。 「水平なところで締める→水平なところに置いて確認する」。これを繰り返せば正しい位置にすることができるんだ。これを面倒がると、後々大きな失敗の元となるぞ。 |
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ステアリングで思い出したけど、タイヤってとくに重要な部分の一つだよね? 前回も、タイヤの位置は十分確認したつもりだけど、タイヤに関して他にも何かポイントってあるの?
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知っての通り、ラジコンのタイヤの中は、実車のような空気じゃなくてインナースポンジなので、偏りがある。高速で回転すれば、当然ホイールバランスの悪さが出てしまう。 タイヤの中にホイールを入れ接着前に外周をよくもんで、インナースポンジの偏りをなくしてからしっかり接着しよう。もし、組み立ての時にインナースポンジが偏ってしまうと、タイヤがいびつな形になってしまうぞ!! |
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これに加えて、組み立て中にゆがみなどを作ってしまうと、もうどこを調整してもまっすぐに走らない。だから、タイヤ(ステアリング)関係は丁寧に作ってほしいのだ。
インナースポンジは、各メーカーからかたさや厚みの違うものが発売されている。同じタイヤでも、インナーの高さを変えるだけで走りがガラッと変わるから、いろいろ試してみるといいかもね。
ちなみに、質量が重いほど速度もノリやすいが、方向コントロールが難しくなる。また柔らかい物質だと路面への食いつきはよくなるが、速度が落ちてしまう。
また接着の前に、ホイールとタイヤを中性洗剤できれいにしておくと、しっかり接着できるぞ。
全部組み立てたら電装のチェック!
さ~て、ひと通り電装関係の組み立ては終わったようだけど、ちゃんと動くかどうか不安だなぁ。
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きっと大丈夫だよ(たぶん…)。じゃあ、とりあえずプロポ(送信機)と受信機に電池を入れてみよう。 そして、プロポのステアリングを回して、次の3点についてチェックしてみよう。 (1)プロポのステアリングと車のステアリングが同じ方向に動くか、左右の切れ角は同じか (2)スロットルを引いた時、スロットル全開ニュートラルで、アイドリングの開度かどうか (3)スロットルを押した時、スロットル開度はアイドリング開度のままでブレーキが効くかどうか |
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まぁ、このあたりは説明書に書いてあるから、よーく読めば理解できるはずなんだけど。
あ~良かった! ちゃんと動いてるみたい。さすがYuriko、いや編集部のみなさんのおかげです! じゃ、これで「電装編」は終わりってことで…。
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あ、ちょっと待って。実は、説明書に書いてない大切なチェック項目をひとつ。ステアリングって、左右(あるいは直線)のどちらかに進む方向を決める部分ってことはわかるよね? だから当然、ステアリングが切れる角度ってのがあるんだけど、この角度が左右違ってたりすることがたま~にあるんだよね。あと、サーボの移動角度とステアリングの移動角度が極端に違っても、コントロールしにくくなるぞ。サーボの移動角度が車体の許容範囲を越えると、サーボそのものが壊れてしまうなんてこともある。 |
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しかし、最近のプロポは、そんな問題を解決する機能が初心者用にも付けられてきている。あくまで微調整用なので、中級者以上の方はこの機能ばかりに頼るのもよくないけれど、まずはプロポの説明書を読んでベストなリンケージを心がけよう。
サーボ取り付け後のプロポを使った確認事項
<スロットルサーボ>
●プロポのスロットルが中立の場合:
エンジンはアイドル状態で、ノーブレーキであること。
●プロポのスロットルを引いた場合:
キャブレターの開度が全開になること。
●プロポのスロットルを押した場合:
キャブレターの開度がアイドリング開度になり、ブレーキがかかること。
<ステアリングサーボ>
●プロポのステアリングを全く操作していない場合:
車体のステアリング角度がゼロである(まっすぐ向いている)こと。
●プロポのステアリングを回して操作した場合:
プロポのステアリングと同じ方向に動き、角度も同じになること。
サーボに負担がかかっていないこと。
これ、けっこう重要だから知らなかった人は覚えておこう!
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ここまできたら、本体は終了。ようやくカタチになってきた愛車“かるくん”(カルソニック スカイラインGTR)をみると思わず感激です! さて、次回はお待ちかねのボディ塗装だよ!! |
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※個人のプライバシー保護のため、登場する人物名等は架空のものとさせていただいております。
























