第6回 飛行場デビュー、初飛行の準備をしよう!    

あしたは日曜日。天気予報も、晴れ時々曇りのおだやかな天候ということで、絶好の初飛行日和になりそうです。プロポの充電器をヒコーキの受信機のバッテリーに接続し、子供をお風呂に入れて今夜は早めに就寝。



明日に迫る初飛行と父ちゃんの野望

 あしたは日曜日。天気予報も、晴れ時々曇りのおだやかな天候ということで、絶好の初飛行日和になりそうです。プロポの充電器をヒコーキの受信機のバッテリーに接続し、子供をお風呂に入れて今夜は早めに就寝。

 子供には「明日はシゴト」って言っておき、自分で縦横無尽に飛行できるようになったら、一緒に連れて行って夢を語りあう…って筋書きです。そうなりゃ、父ちゃんの“株”も上がるってーもんです。カッコいいし。

やねうらべやから:そりゃまだまだ、“鬼”が笑うって。

 ま、そんな父ちゃんの野望はともかく、ラジコンヒコーキ飛ばすには、ちょっとした知識も必要だし、またいろんな勉強ができるもんです。学生時代にゃまったく頭に入らなかったことも、自分が好きなこととなればスイスイ吸収できますね。まあ、いっぺんには入らないけど、徐々にいろんなことを覚えていきましょう。

 

飛ばす前に忘れちゃダメよ「ラジコン保険」

 そうそう、ラジコンヒコーキを飛ばすにあたって、なによりもまずすることってわかります? それは「ラジコン保険」に加入することです。

 ラジコンヒコーキは大空を飛ぶものなので、もし万一何かトラブルがあった場合のために、「ラジコン保険」に加入しておきましょう。ラジコンヒコーキが墜落した時の衝撃は、そりゃ大きいものです。

 クルマや人に当たったらタイヘン! その時のために自動車のように、対物、対人保険をかけておきましょう。いろんな保険会社から出ていますが、大体、年間3000円くらいの掛け捨て掛け金で、対人が5000万円、対物500万円くらいです。

 繰り返しますが、「まさか」のために必ず加入してください。“ガンコオヤジ”のショップで手続きをしてくれます。

 あ、それと、カン違いされがちなんですが、クルマの「車両保険」のように、自分の飛行機がこわれた時に補償してくれる保険はありません。あくまで、対物、対人のみです。

 

待ちに待った飛行場に見参!

 さて、“ガンコオヤジ”に連れられ、途中のコンビニに寄って、お茶と弁当、缶コーヒーを買って、いよいよ“飛行場”に着きました。

 ラジコンヒコーキを飛ばすのは、どこでもOKってワケじゃありません。ちゃんと飛ばしてもいい場所があるんです。だけど“飛行場”っていうから、管制塔でもあるのかと思ったら、たーだの河川敷の草っ原。

 ここ!?…そうなんです。ただの草っ原。これなら少々どこに墜落しても大丈夫。ま、家族に白い目で見られ、眠い目をこすりながら、せっかく作った“夢”が墜落しないことを祈るばかりですが…。

 クルマを降りてみると、日曜日の朝9時なのに、もうみんな集まっている…。ワイワイガヤガヤ、ヒコーキを組み立てたり、雑談したり…。見ると、それはそれはカッコいい&素晴らしいヒコーキばっかりです。早くこういうのを飛ばしたい…そうは思ってもステップってもんがあります。

 なにも引け目を感じるコトはありません。みんな最初はおんなじ初心者だったんですから。歳も様々、職業も様々。でも、共通なのはヒコーキ好きってコト。趣味の世界じゃ、なんにもカンケイありません。上手い人が先生。でも、みんなヒコーキが大好きなんだなあ。ま、自分もおんなじだけど。

 そんなラジコン好きのみんなに紹介された自分は、さながら転校生の気持ち。“ガンコオヤジ”は、頼もしい教習所の先生ってところか。

 さあてと、自分の愛機をクルマから降ろし、“ガンコオヤジ”の手取り、足取りでの組み立てに入ります。おっと、その前にもう一度ヒコーキをチェック。何事もチェックが肝心。ネジなんかは外れてない?

 このとき、胸のポケットにタバコやライターを入れていてはダメ。覗き込んだ時に落ちて大切なヒコーキに傷を付けてしまいます。携帯電話なんかはもってのほか。

 そうこうしていると、先に来てたみんなが寄ってたかって、いろんな所を再度チェックしてくれます。ま、やじうま的でもあるけど、みんな親切です。

 

初フライトへの関門を1つ1つクリア

 それでは、初飛行への第1歩。胴体に主翼を取り付けます。実はコレ、パンツのゴムで取り付けます。何故かってゆーと、もし墜落したり着陸で失敗した時でも、胴体と主翼をゴムで縛ってると、力がかかった時にズレてくれて、破損が少ないからなんです。

 ネジで止めてるとズレないので、衝撃がそのまま伝わって壊れやすくなるんです。イザっていうときの被害を少なくするためのアイデアなんですね。とはいえ、1mくらいの輪にしたゴムをしっかりとかけましょう。そうしないと、飛行中にズレちゃいますから。

(“やねうらべや”から:もし忘れた時には自分のパンツのを抜いて使いましょう。)

 で、主翼を取り付けたら、またまたチェック。今度はちゃんと動くかです。この時のポイントは、スムーズに動作するか、また、動作する方向が合っているか…です。動くからOKなんてのが一番見落としやすいんですね。実は逆に動いていたりすることが、まま、あります。

 オヤジがプロポのスティックを上下左右に動かして、それぞれの舵、つまり、エルロン、エレベータ、ラダー、エンコン(エンジンコントロールといい、ラジコンじゃアクセルって言いません)などが正常かつ方向が合っているか、もう一度確かめます。よく間違いやすいのがエルロンの方向で、“ガンコオヤジ”によーく聞いて、きちんと合っているか見てみましょう。

 

 それから、受信機のバッテリーチェックです。いくら燃料を入れたからっていっても、サーボモーターを動作させる電池がなくては飛ばせません。必ず、あとどのくらい残っているかを専用のバッテリーチェッカーで確認しておきます。

 じゃ、いよいよ燃料を入れます。前回解説しましたけど火気厳禁ですよ。専用のポンプで缶から愛機に入れていきます。燃料タンクに一杯になったらマフラーのところに付いているパイプに“ピュッ”と返ってくるので、

マフラーのところのパイプをよく見つめておいてくださいね。このパイプを「マフラープレッシャー」っていいます。

 つまり、排気ガスの圧力を取り出して、燃料タンクに圧力をかけ、安定して燃料を送るためのパイプなんです。こんな1本のパイプにもちゃんと重要な役割があるんです。

 

 よーし、これで我がラジコンヒコーキの最終準備はすべて完了。次回はいよいよエンジンを始動して、夢に見た青空に飛び立ちます!