
わからないことはオヤジに聞こう!
ガンコオヤジのツバを飛ばしながらの演説を聞き、いよいよ憧れの“ラジコン飛行機”セットを手にしたアナタ。ちょっと出費も多かったけど、夢を叶える第1歩です。安いもんです。(パチンコに行く気になってみなはれ。安いもんでっせ) だけど、かーちゃんには値段はナイショです(笑)。
ワクワクしながら箱をあけると、まだバラバラでプラモデルのよう。ー見、難しそうに見えるんだけど、果して完成するのか!? オレにもできるかなあ…なんて心配は無用。ご安心ください。ちゃーんと、取扱説明書がついてるから。
説明書のとおりやって、わからない所はまたまたお店で聞くといいですね。こうして2、3回足を運ぶとほら、アナタは“常連”の仲間入り。オヤジや仲間との交流も始まるってもんです。このころにもなると、あの“ガンコオヤジ”が、なんだか優しい校長先生のように丁寧に教えてくれます。
プラモデルのようだけどそうではナイ。「航空力学」に基づいた、空飛ぶ飛行機なのでアル。本物を作るっていう気持ちで取りかかりましょう。ま、ライト兄弟の気持ちも少しはわかってくるような気になります。ハイ。
(“やねうらべや”から:そりゃ、オーゲサ。
製作前のワンポイントアドバイス!
んじゃ、今回はこのARFキット(意味は前回説明しましたよね)のヒロボー製「スカイトレンド25」を例題機として、作るポイントを説明していきましょう。このヒコーキ、価格、性能、デザイン、どれをとってもスグレモノ。ベストセラー練習機として大人気ですね。
作るにあたってはカッターナイフやキリ、モノサシ、ドライバーなど必要な工具ともうひとつ、“根気”を揃えておいてください。もちろん、わからないことは“優しいオヤジ”が教えてくれます。工具なんかは、最近はやりのいわゆる「100円均一店」でかなりそろえられます。コレ、ホント。まず大切なのは、取扱説明書をよーく読むこと。大切な事がいっぱい書いてあります。それじゃあ、機体製作を中心にレッツゴー!! |
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その1 主翼づくりからスタート!
まずは主翼。ここのポイントは左右の翼の接着にエポキシ接着剤をたっぷり使用することです。エポキシ接着剤っていうのは、2つの接着剤、主剤、硬化剤をまぜると、プラスチックになるというもの。混ぜてから固まるまでの時間が、5分タイプ、30分タイプ、6時間タイプの3つがあります。化学反応を利用しているので、気温が高いほど早く固まるんです。まあ普通、時間的に一番使いやすいのは30分タイプですね。
5分タイプだと、ちょっと油断してるとすぐに固まってしまう。この接着剤は固まるとプラッスチックになるんだから、そりゃ強度があります。だから主翼の中央などの“力”が集中する所や、耐薬品性の高さを生かして、オイルがかかるエンジンまわりなどの所に使ったりします。
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この接着剤で左右の主翼を接着しますが、真ん中に入る“カンザシ(英語では、Spar joint:桁(けた)つなぎ材料)”っていう棒を入れ忘れないでくださいね。カンザシとは、主翼で一番強度の必要な“桁”をつなぐ短い棒のことです。ここが重要。この小さな棒が左右の翼の強度を持たせるからです。 |
はっきりしないけど、“カンザシ”って、多分、昔の娘さんの頭に付ける簪(かんざし)に似てたから、それがそのまま名残りとして残ってるんだと思います、多分…知らんケド。またまた、話がそれた…。
このあとは、左右の翼がねじれていないか再度確認してセロテープで仮に固定。固まるまでそっと置いておきましょう。左右の主翼がつながったら、今度はエルロン(補助翼)を取付ます。エルロン(補助翼)は、“補助”っていうより、飛行機の運動のひとつの大きな要素を受け持つ部分なんです。飛行機の運動には“ロール”と“ヨーイング”と“ピッチング”の3つがあるんですね。この中の“ロール”という運動をつかさどる装置なんです。
実は、1903年にライト兄弟が人類初の飛行を行なった「ライトフライヤー1号」にはこのエルロンが無かったんです。正確には、無いのではなく、その替わりの装置として主翼全体をねじっていたんです。それでエルロンの替わりをしていた…。つまり“ねじり翼”と呼ばれていたんです。ああ、イケナイ。またまたまた、話がそれた…。
で、えーっと、このエルロンを付ける接着剤は、お馴染みの“瞬間接着剤”を使用します。文字通り、アッという間にオートバイが壁にくっついてしまう…TVでもお馴染みのアレです。でも、ひとつだけ選ぶポイントがあります。それは粘度(接着剤の粘さ)。
粘度には大まかに、低粘度(水のようにサラサラ)、中粘度(ちょっと粘い)、高粘度(ドロドロ)の3種類があります。
さて話を真面目モードに戻すと、ラジコン模型に使うには低粘度と中粘度のものを20g入りを1個ずつ揃えるといいでしょう。そして、エルロンはシート・ヒンジという“ちょうつがい”の役目をするもので取付けます。この時には低粘度瞬間接着剤を使います。っていうのは、あらかじめ差し込んであるヒンジと主翼、エルロンを同時にくっつけるので、水のような瞬間接着剤を使ってしみ込ませるのが大切だからです。必ず低粘度を使って、“ピュッ”としみ込ませてください。こんな紙のようなプラスチックの小さな板で大丈夫(?)と思うでしょうが…OKです。ちゃんとくっついてくれます。 |
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“ピュッ”と塗る時には十分気をつけてくださいね。ちょっとでも他のところに付くと、アッという間にくっついてしまいます。
次に、取説に従って、購入したプロポに附属している“サーボ”(舵を動かすモーター)を取り付け、キットに附属しているパーツを使って、サーボのホーン(回転する穴あきの円盤)に取り付ければほぼ完成です。説明に合わせ、サーボとエルロンのニュートラル(中立)を合わせます。このニュートラル合わせは重要なので、オヤジに聞くといいでしょう。 |
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さあ、これで大きな主翼が完成しました。どう、意外にカンタンでしょ!
その2 主翼の次は尾翼、これ常識!?
じゃ、つぎに尾翼。これは小さくて意外にカンタンなんです。水平尾翼、垂直尾翼共に、エルロンを取り付けた時の低粘度瞬間接着剤を使います。同じく、シート・ヒンジの部分に“ピュッ”としみ込ませてください。
そして、胴体との取り付け部のフィルムを丁寧にはがしておきます。水平尾翼の後ろの動く部分が“エレベータ:昇降舵”で飛行機の上下運動を受け持つ部分です。さっきの機体の運動では“ピッチング”っていいます。そして、垂直尾翼の後ろの動く部分を“ラダー:方向舵”といます。これは飛行機の水平回転面の運動“ヨーイング”を受持ちます。なかなか、航空力学的でしょ。ホントだもん。
フシギなのは、ライト兄弟のヒコーキは尾翼が前にある、“先尾翼機”という形だったんですね。よく考えてみると、後ろにあるから“尾”翼なのに、前にあっても“尾翼”。ややこしい。ま、いいんだけど。
それはさておき、次回は作り方のポイント解説の続きとして、「胴体」、「車輪」、「燃料タンク」、「胴体へのサーボの取り付け」などを紹介していきたいと思います。次回も乞うご期待!
















