第2回 ラジコン飛行機を買いにいこう!    

大空を自由自在に飛行する“ラジコン飛行機”って、考えただけでも素晴らしいですよね。でも、この「“ラジコン飛行機”はどこで売ってるの?」となりゃ、あれ? どこなんだっけとなりますわな。



ラジコン飛行機はこうしてGETする!

 そもそも、“ラジコン模型”ってのは、レッキとした科学模型であって、いわゆる“オモチャ”とは違います。だから、それ専門のお店に行くのがいいですね。ジャンボジェット機もラジコン飛行機も「航空力学」がないと飛ばないんです。プラモデルなんかは、「模型の飛行機」、ラジコン機は「飛行機の模型」なんです。見た目だけの模型じゃないから、きちんとしたアドバイスが絶対に必要なんですね

 もし、知り合いにラジコンヒコーキ好きの人がいたら、お店を教えてもらうのが一番の近道。いなけりゃ、NTTのタウンページの“模型店”で探すもよし、パソコン持ってりゃ、このHPの”模型店情報”から検索すればなおさらヨシ

 で、やってみたかった“ラジコン飛行機”はどんなものなのか、実際にいくらするのか…などなど、素朴な疑問をその場で確かめるといいでしょう


模型専門店の店主像

 ま、大きな声じゃ言えないケド、こういった模型専門店の店主って、ガンコオヤジが多いのも事実。でもね、経験豊富で、それだけ思い入れがあって、真剣に相談に乗ってくれてるからこそ、ガンコ一徹になるんです。

 フツーのお店と違って、最初は入りにくいかもしれないけど、一度その世界に入ったらそりゃもう“常連”になってしまい、素晴らしい”ラジコン飛行機”の世界にどっぷり。

 顔見るだけで怖がらずに、まずはドアを開けて飛び込んでみてください。きっと、あなたのやりたかった自由に飛び回る“ラジコン飛行機”を叶えてくれますよ。

※もちろん、優しいご主人のいる店が多いんですよ! あくまで、万一、こういうオヤジがいた場合…ってことで解説してます。


ラジコン飛行機、3つの要素

 じゃ、夢を叶えるには何が必要かってーと…。ラジコン飛行機は大きく3つの構成からできています。1つは飛行機本体、続いて前回説明したプロポ、さらにはエンジン。この3つの機材の好きなものをコンポーネンツ(組み合わせ)することで、飛ばせるようになるんです。自分の飛行機に見合ったものを組み合わせ、一番バランスの良いチョイスをします。このあたり、ガンコオヤジがそれこそ街頭演説さながらに説明してくれるはず

 この時、あなたの頭の中には「ゼロ戦」が空中戦をやってる画像があり、側で子供が「ワー!スゴイ!!」と父を尊敬している図が浮かんでるはず。最初、みんな「ゼロ戦」や「ムスタング」やカッコイイヒコーキを飛ばしたい気持ちはわかります。でもね、そりゃムリ。免許とりたての人がF1やるのとおんなじ。ステップアップってもんがあります。

 自転車だって最初は補助輪をつけますよね。ジャンボ機の機長だって、最初はセスナです。つまり、未来の「ゼロ戦」はまず、練習機(トレーナー機)からですね。まずは、この練習機を攻略することが先決。練習機は模型飛行機を習得するにあたっての要素を全て備えています。ちょっとカッコ悪いかもしれないけど、見ると中々愛嬌がある。「美人は3日すりゃ飽きるが、○○は3日すりゃ慣れる」っていうじゃありませんか。

(“やねうらべや”から:そりゃちょっと違うっしょ。)


飛行機キットには大きく分けて2種類ある!

  で、まずは、飛行機キット。これにはいろいろな種類で、いろんな価格がありますが、作るにあたっては大きく2つのスタイルがあります。

 ひとつには“バルサ・キット”(注1)という形式。これは、昔からある、飛行機の材料のセットのことです。箱をあけると、「これがヒコーキになるの!?」って状態で入ってます。つまり、作る楽しみ、構造を理解する楽しみ、そして完成した時の喜びがあるんですね。模型といえど、空を飛ぶ“航空機”を作る訳ですから、作るための知識や工具、場所、そして根気だって必要です。

 ま、家族からの“白い目”も気になるということと、失敗すれば飛ばない…というリスクもありますね。でも、模型飛行機の原点はこのバルサキット。バルサキットには製作に必要な接着剤や部品なんかのパーツは付属していないので、オヤジさんによーく聞いて、できあがるまでに必要な物を揃えてください。まず、このやりとりでガンコオヤジとの交流が始まります。

(注1)“バルサ”というのは、南アメリカ原産の“桐”の一種で非常に軽い木の材料のこと。模型材料としては、入手し易く、軽くて加工し易いという特徴を持つ。

 もうひとつには、フィルム貼り半完成キットというのがあります。これは、もうすでにほとんどできあがっていて「作る」っていうよりは「組み立てる」といった感じですね。

 一般的には、ARF機(Almost Ready to Fly)って言いまして、「すぐ飛ばせます」って意味。つまり、バルサ材でもうほとんど作ってあり、表面に貼る“フィルム”(注2)っていうカバー材を色分けまでして貼ってあるものなんです。

 ま、今や、スーパーのインスタント食品や、背広なんかもそうだけど「ほぼ完成」の一歩直前までできていて、それこそ、プロに近いものが簡単に手にできますよね。それと同じ。今じゃ、こうした「インスタント的」な模型飛行機が主流になってきました。マンションじゃ、切りクズを出したくないし、塗装もできないし、自分専用の部屋も中々持てない時代だし…。良い悪いじゃなくて、そういう飛行機が流行る時代なんです。

(注2)昔はバルサでできあがった飛行機に塗装して仕上げてましたが、今じゃ、アイロンの熱を使って貼る「カバーリング・フィルム」で手軽にそして安く、軽く仕上げや色分けができるようになりました。一番の特徴は、剥がそうと思えば剥がすことができ、壊れた時の修理が非常に簡単なことです。


お手軽なARF機の基礎知識

 今回は、このARF機で説明してみましょう。ARF機でいい所は、飛行機を組み立てるパーツがほとんどキットに付属してるってこと。多分、一般的なARF機だと、あと買うものは、接着剤くらいでしょうか。もちろん、ガンコオヤジが丁寧に教えてくれます。

 最も一般的な25クラス練習機、4ch4s(4チャンネル4サーボ)仕様ですね。今回の解説に使用する機材は、練習機仕様としてはスタンダードで、安く、実績のある…ということで、プロポはフタバFF-6A,エンジンはOS25LA,機体はヒロボーのスカイトレンド25をチョイスしてみました。

 そうそう、エンジンの大きさを表す、25(ニーゴー)や40(ヨンマル)っていうのは、排気量の大きさのことなんです。つまり、25は、0・25立方インチ=4・07ccで、40は、0・40立方インチ=6・49ccなんです。

 これは、模型飛行機の元祖、アメリカの影響の名残で、プロペラ(通称:ペラ)のサイズもおんなじ。10X7は、10インチX7インチのこと。ペラをネジと同じと考えたとき、10インチの(254ミリ)の直径のペラが1回転したとき、7インチ進むということなんです。なぜか、エンジンの大きさをペラの大きさは”インチサイズ”が標準なんですね。あれ? またまた話が逸れてしまった…。


気になるご予算はこのくらい

 それでは各金額(あくまで定価)をご紹介します。

■スカイトレンド25:18000円

■プロポはフタバFF-6A(4チャンネル3サーボなので、もうひとつサーボを買い足します。):35800+5500円=41300円

■エンジン:OS25LA=7900円

■その他、接着剤やら、燃料チューブや、ペラや…。

 値段については、定価から割引してくれるお店も多いので、そうねえ、予算的には、当面、6、7万円あれば十分と思います。実際フライトするにはもう少し必要ですが、最初の感動費用(!)はこのくらいです。初期投資はやや高くつくけど、後々まで使えますのでご安心を。

 また、最近はクレジットもOKのお店も多く便利ですね。(昔と違って、現在は安くて高性能がアタリマエになってきています。ラジコン模型でも、日本のエレクトロニクス、工業製品は世界最高水準なんです。安心してお買い求めください。)揃えるパーツなどは、取扱い説明書に詳しく書いてあるので、店主の勧めるものと合わせて、揃えてくださいね。


ここまでお読みいただいたあなたは、たとえショップの店長がガンコオヤジだったとしても、もーへっちゃらのはず…たぶんね。そして手元には、夢だったラジコン飛行機のセットが揃ってきました。パイロットの夢実現までもうすぐです。じゃ、次回は作り方のポイントを解説していきましょう。

つづく。