その4 自作のラジコン飛行機で初フライト!    

飛行機がどうにか完成し、先生に指導を受けながら初飛行に挑戦だ。でも、この自分で作った飛行機、本当に飛ぶのだろうか? 車の中に、飛行機・送信機・燃料・小道具を乗せて、いざ飛行場へ出発だ!!


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飛行場到着、頑張るぞ!

 飛行機がどうにか完成し、先生に指導を受けながら初飛行に挑戦だ。でも、この自分で作った飛行機、本当に飛ぶのだろうか? 車の中に、飛行機・送信機・燃料・小道具を乗せて、いざ飛行場へ出発だ!!

 ところが、飛行場に着くともう既に先生の姿が。先生は早くから飛行場にきて準備をしていたのだった。

 「先生、遅れて申し訳ありません。」

 「寝てもすぐ目が覚めてしまって、なかなか寝付けなかったんでしょう。」

 私もさっそく、車から荷物をおろし、準備に取り掛かった。

 すると先生から、

 「送信機・受信機・ブースター等への充電はしてきましたね?」と聞かれた。

 「もちろんです!」と元気よく答えた私。

 実は、前もって「各機具の充電には時間がかかるから前日からの準備が必要だよ。ラジコン用電波の周波数については、いろいろ雑誌に出ているから自分で勉強してくださいね」と先生に言われていたのでした。

 “ちなみに私の電波は、周波数40.77MHzのバンド77番。”

 飛行場では、同じバンドで飛行させている人がいないかを確認しなければいけない。自分の使うバンドはよく覚えておき、使用する時は、周りの人に一声かけるようにしたほうがいい。


飛行の準備が着々と整っていく

 さて、さっそく飛行の準備をした。まずは、飛行機胴体と主翼を取り付けることにした。ゴム紐(パンツのゴムみたい)で胴体についているフック(ダウエル棒)にひっかけ、主翼をしっかりと固定し途中で外れないようにしなければならない。

「このくらいで大丈夫かな?」

主翼は柔らかい木(バルサ)でできているので、雑に扱うと割れてしまう。なんか“ビシッ”と音がしたような、しないような…。(ないしょ)

 すると、「それだけ固定すれば大丈夫ですよ」

と先生のお言葉。

 次に、送信機・受信機のスイッチを入れる。順番は、受信機→送信機が正解。理由は、もし周りで、自分と同じバンド(周波数)が使われていると、勝手にサーボが動き出す恐れがあって、大変危険だから。

 さて、送信機を使ってエルロン・エレベーター・ラダーの動きのチェックをしよう。動きが正しくなければ大変だから、十分な確認が必要だ。次に、距離テストといって、プロポのアンテナを短くしたまま、機体から離れていき動きのチェックをするらしい。(へぇ~。)


エンジン始動!!

 いよいよエンジン始動だ。でも、エンジン始動のための工具ってどれだったかな。これだったかな? やれやれ、では確認を。ちょっと並べてみることにした。

 次に、燃料タンクに燃料を入れることになり、手動燃料ポンプで燃料を缶からタンクに送り出し、マフラーまでいったら終了だ。(これで満タン)

 次は、キャブレターまで燃料を送り込む作業だ。プロポのスイッチを入れ、キャブレターを全開にし、親指でふさぎプロペラを回す。すると、燃料タンクからエンジンの方に燃料が流れてくるのがチューブを見ていると確認できる。燃料がキャブレターに入ったことを確認してから、さらにプロペラをまわして始動状態にもってくる。

 エンジンのプラグにブースターを取り付け、プロペラを指で回転させた。

 「イテッ。」

 プロペラの反発による回転に指をぶつけてしまった。

 先生から「気をつけてください、怪我をしますよ。指での始動方法は行ってはいけません。セーフティステックと言うものもありますが、スターターがあるのですから使いましょう」と言われてしまった。

 そこで、スターターを使い始動に挑戦したが、いっこうに回る感じがしない。すると先生が、「燃料がカブッてしまったんですね」と言い、機体を持ち上げ横にして、余分な燃料をマフラーから流し出してくれた。

 「ええ? こんなに入っちゃっていたんだ」

 さて再度挑戦だ。アッ!!プロペラがはずれちゃった。なんで?

 プロペラを取り付けるとき、先生から 「プロペラの位置を注意してくださいね」とは言われたけど・・。何だ?

 “あっ!” そうだ。

 

 「組み立てのとき、プロペラの取り付け位置は、エンジンの圧縮工程を考え、横になるように……」そうだった。そうだった。…これでよしと。

 どうにかエンジンが、かかったものの、ホッとするとすぐ止まる。“チクショウ”。

 先生が言った。

 「エンジンが回ったら、スロットルレバーを徐々に上げて、回転を上げてください。その時機体はしっかり抑えていてくださいね。“飛行機が動いてしまう”から」


いざ 滑走路へGO!

 先生に飛行機を持ってもらい、滑走路に向かった。

 どきどきするなー。

 まずは、飛行機が浮かないよう、送信機のエレベーター用レバーを手前に引きながらの練習をした。

 順調、順調。いいね、いいね。(直線では)

 先生から「滑走路を周回しながらラダーとスロットルレバーの練習をしましょう。」と言われた。

 う~ん これまた順調。センスいいのかな?(自分でほめる)

 しかし、飛行機を前・後ろから見た時、左手(ラダー)の動きがわからなくなってしまった。途中なんども、パニックになってしまったのだ。

 

 「あれ、どっちだ。右か、左か、どうすればいいんだ」

 「しまった、回転が上がっちゃったぁっ!・・・先生~。」

 こうして、失敗を繰り返しながらも、どうにか練習に励んだ。


初フライトの瞬間は、偶然訪れた!

 「アッ!」 油断したのか、飛行機が浮いてしまった。

 「あせった、でもうれしい。」

 こんなふうに焦っている間に、飛行機は生い茂るアシの中に前からおちてしまった。

 「ゲッ、大丈夫か?」

 走って飛行機を見に行くと…「あーあ、プロペラが折れてる。」

 先生に「“ゴツッ”という音がしましたね」、と言われてしまいました。

 予備に持っていたプロペラを取り替えようとした時には、ちょっとした風でも寒く感じるほどになってきた。先生も用事があるということなので、本日の練習はここで終了し、後かたづけをすることにした。

 先生が帰り際に、ポロッと一言。

 「初級の検定会に参加したらどうですか? 何か目標があったほうがいいじゃないですか。ちょうど、近々この辺りで検定会が行われますよ」。

 「ええっ、こんな初めての私が? とてもムリですよ。」とその場は答えておいたが、先生が帰ったあと、「どうしようかな。やってみたい気もあるし、検定会に落ちたらはずかしい。う~ん どうしよう。」と悩んだ私だった。

でも、でも、初心者なんだから、“落ちて当然、挑戦するのもいいじゃないか”と思い直し、検定会を受けることにした。


 初フライトの楽しさ、そしてホロ苦さを今一度かみ締めながら、車を走らせる私。次なる大きな目標、検定会へのチャレンジに向け、日々練習に励むことを心に誓いながら、飛行場を後に家に帰りました。