第2回 最初に必要な物あれこれ    

前回は、ヘリを始めるにあたってのおおまかな説明と、ヘリ本体・送信機の購入のコツを書いてみました。今回は、その他に必要な始動用具類について説明したいと思います。



使用するヘリ&送信機セット決定!

 本題に入る前に、今回この『ヘリをやってみよう!』で使用する「ヘリコプター&送信機セット」を紹介しておきたいと思います。

■ヘリコプター

 使用するヘリコプターは、ヒロボー製『シャトルプラス エンジン付き半完成』(以降、シャトルプラス)です。シャトルプラスは、現在のラジコンヘリコプター人気を作った名機“シャトル”のリメイク版。しかも、価格がリーズナブルなので、入門者には最適だと思います。

■送信機セット

 送信機セットは、フタバ製の『FF6-GY240ジャイロ付』にしました。FF6は入門者向きで操作がしやすく、高性能ジャイロGY240付。GY240は、初心者のラダー操作の安定に一役買ってくれる頼もしいジャイロです。(詳しくは後の回で説明する予定)

 

ヘリ始動のアイテムが勢ぞろい!

 さてヘリを始めるには、今までにご紹介したヘリや送信機セットに加えて、これから説明する機材を準備しましょう。ヘリを始動するには更なるアイテムが必要なのです。

ワンポイントアドバイス

ヘリコプターに興味津々で、模型店もスグ見つかった方、模型店の店主に飛行クラブの見学をさせてほしいと頼んでみてはいかがでしょうか? きっと、快く見学させてくれると思いますよ。飛行場に行ったら、まずは皆さんの飛行を見てその面白さを堪能しましょう。そして是非、皆さんの飛行準備やエンジン始動の様子を注意深く見てください。良い予習が出来ますよ! そして見ているうちに、なおさらヘリがやってみたくなりますヨ!!

 では、ヘリを始動するにあたって使うアイテムを一つひとつ紹介します。実際に、飛行場で先輩方の始動用具を覗いてみましょう!! 何やら、ふだん見慣れない物がいろいろありますね。それぞれの解説を参考にして、自分に合ったものを揃えてください。

■燃料ポンプ

 燃料を入れるための道具です。燃料ポンプは、画像のようなハンドポンプ式と、電動ポンプ式の2種類があります。どちらにするかは好みなのですが、使いやすいハンドポンプ式がお勧めです。

■給油口付き燃料缶キャップ

 良く見ると、燃料缶のフタに配管が付いていますよね? もし口が大きく開いたままだと、燃料の大事な成分の1つである、アルコールが蒸発してしまいます。だから、この給油口付き燃料缶キャップを取り付けて、缶が開きっぱなしになるのを防ぐ、というわけです。

 ちなみに、この配管は、燃料缶の底まで届くようになっています。少し先の話になりますが、配管の先にはフィルターを取り付けて、ゴミが機体のタンクに入らないようにしましょう。

■スターター

 エンジンを始動するための大きめのモーターです。このスターターを動かすには12Vバッテリーが必要になります。 さてその12Vバッテリーの話をひとつ。ハンディタイプのバッテリーは、小さくて軽いんですが、結構価格が高いんです。そこで、安く済ませるのなら自動車用バッテリー(20A以上あれば十分)の方がいいと思います。ただし重量はかなりあるので、その点は注意。

 このスターターの扱い方については、後日、始動をテーマとした回で取り上げたいと思っています。その予備知識として、ヘリの場合は機種にもよりますが、特殊な方法で始動することを覚えておいてください。今回のシャトルプラスでは、スターターシャフトを使用してエンジン始動を行います。

※画像はシャトルプラス
 付属品ではありません

■プラグヒート

 この棒状の物はプラグヒートを行う為の道具です。グローエンジンは、エンジン始動時にプラグを赤熱させてエンジン始動します。そのための電源と言えばわかりやすいでしょうか。(詳しくは、『ラジコン飛行機やってみよう!第5回』参照) 今回使用するタイプは、中にニッカド電池を内蔵した便利な物ですが、普通は、プラグヒート用電池とブースターコードで始動している方が多いようです。

■ブースターコード

 ケーブルをエンジンのプラグに取り付けて、反対側に1.5Vの平3電池をつないでエンジンを始動させます。

■ポケットブースター

 「スターター用電源」と「プラグヒート用の電源」をセットにして、コンパクトに収めた電源BOXです。このような便利な物も市販されていますので、模型店で財布と相談しながら揃えていくのも良いかと思います。

模型店によっては、これらの始動用具を全てセットにして販売しているところもあります。費用をなるべく安価に抑える相談にも気軽に応じてくれるでしょう。

 

購入前にはなるべく情報収集を!

 先ほども書きましたが、雑誌やインターネットからの情報だけでなく、実際に飛行場へ出向いて先輩方の使用アイテムをチェックしましょう。いろいろ見比べて、あなたに合った始動用具を探すのも良い方法だと思いますよ。 ついでに、先輩方の“コダワリ”を聞いてみてはいかがでしょうか? 模型店であれこれ相談に乗ってもらうのも良いかもしれません。そうこうしているうちに、知らぬ間にあなたも模型店の常連になっているはずです。

ワンポイントアドバイス

例えば、あなたが「ヘリを始めたいのですが…」と、模型店を訪れたとします。模型店の方は、あなたがヘリをずっと続けそうであれば、機体も送信機も始動用具もミドルクラスの物をお勧めすると思います。

また、費用を抑えたいと言えば、安価な仕様をお勧めしてくれるでしょう。ダメだ、となった時にせっかく高価な買い物をしたのに使わなくなる…これは寂しいですからね。ところがこの場合、だんだん上手くなってくると、その機体・送信機では不満が出てきます。でも、その時になって模型店の方に「最初に良い物を勧めてくれれば…」なんて言わないよう、購入の際は慎重に。とくに「こだわり派」のあなたは、模型店でじっくり相談してください。「練習次第でヘリは必ずうまく飛ばせる」、これを忘れないでくださいね。

 

さて次回は、さっそく組み立てに入ります。今回紹介した用具以外にも、組み立て専用の工具・用具の知識や、覚えておくとタメになるテクニックがありますので、その都度紹介していきたいと思います。